LAスタイル・サルサとは?
LAスタイル・サルサは、ロサンゼルスで広まったサルサダンスのスタイルで、世界で最も人気のあるスタイルの一つです。ニューヨークスタイル・サルサと同様、スロット(直線)上で踊られますが、on2ではなくon1で踊られる点が異なります。
当初、LAスタイル・サルサは派手な動きやトリックが多い「見せるダンス」として知られ、Luiz Vazquez、Francisco Vazquez、Johnny VazquezのVazquez兄弟によって広まりました。
しかし最近では、「LAスタイル」という言葉は、特定のスタイルというよりも「on1サルサ(カウント1で始まるサルサ)」を指す言葉として使われることが増えています。
LAスタイル vs ニューヨークスタイル
元々「LAスタイル・サルサ」という言葉は、もう一つの主要スタイルであるニューヨークスタイルと区別するために使われました。どちらもスロット上で踊られるリニアスタイルのサルサで、キューバンやコロンビアのような円を描くスタイルとは異なります。
ただし、LAスタイルではブレイクステップを小節の最初(1カウント目)で行うため、on1サルサとも呼ばれます。一方、ニューヨークスタイルではon2で踊ります。
技術的には、キューバンスタイルやコロンビアスタイルもon1で踊られますが、サルサダンサーが「on1で踊る」と言う場合、通常はLAスタイル・サルサを指します。
on1サルサは初心者にとって習得しやすいスタイルとされており、on1のカウントの方がon2よりもリズムがとりやすい傾向があります。これがon1サルサが世界で最も人気のあるスタイルになった理由の一つとも考えられます。
一方、より経験豊富なダンサーの間ではon2が好まれる傾向があり、特に国際的なサルサイベントやコングレスではその傾向が強くなります。on2は、サルサ音楽に多く見られるクラーベやトゥンバオのリズムとより合致しているためです。ただし、多くのon2ダンサーはon1も踊れるため、LAスタイル・サルサは非常に汎用性の高いスタイルでもあります。
LAスタイル vs キューバンスタイル
LAスタイル・サルサとキューバンスタイル・サルサはどちらもon1で踊られ、一部の共通ステップ(例:クロスボディリード)があります。そのため、経験のあるダンサーであればお互いに合わせて踊ることも可能ですが、スタイルの違いにより難しいこともあります。
キューバンスタイルでは、ペアが互いの周りを回るように踊るのに対し、LAスタイルではスロット上を前後に動きながら位置を交換するスタイルで、リードの感覚や流れがかなり異なります。
また、キューバンスタイルでは手のトリックやアフロキューバンの動きが多く取り入れられますが、最近ではそれらの要素もLAスタイルに組み込まれつつあります。
この記事がLAスタイル・サルサへの理解を深めるきっかけになれば幸いです。他のサルサのスタイルについてもぜひご覧ください。